やれることだけやってみる

マイナスからの畑作り。草と戦い、疲れたら猫といっしょに昼寝をします。

ダイちゃんとわたし ~その9・成長~

イクメン猫』ダイちゃんは、かいがいしく子猫の世話をする。

どんどん顔つきが穏やかに、まろやかになっていく。

 

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あれ?

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ダイちゃん、

そこまでしなくていいんだ!

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子離れを完了した母猫たちは、どちらも健康体だ。

避妊手術の際に検査してもらったところ、

白血病(FeLV)も猫エイズ(FIV)も陰性だった。

 

ダイちゃんは猫エイズウィルスを持っている。

しかし、これは主にオス猫同士の激しいケンカで感染するものらしい。

子猫たちはどの子も、ウィルスを持っていなかった。

安心して里親さんにお渡しできる。

――と油断していたら、

 

お腹に虫を飼っていることが判明した。

 

まあ、これくらいは仕方ない。

元ノラだもの。

 

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子猫をつれて獣医さんに行ったとき、

この写真をスタッフのみなさんに見せた。

 

「大きくなっても、お母さんのお乳が落ち着くのね」


これ、ダイちゃんです。


「ええーっ、顔がお母さん!」


ものすごく驚かれた。

 

◇☆◇☆◇☆◇

後日談:この芸は『父のチチ』と名づけられ、世に認められた。

kazuhiro0214.hatenablog.com

 ◇☆◇☆◇☆◇

 

里親募集のちらしを作った。

たまたま、高校の後輩で保護猫活動に明るい人がいた。

彼女のおかげで、白い猫たちは良い里親さんに巡り会えた。

そこからまたご縁がつながって、黒い猫に引き取り手が現われた。

 

黒い子猫は二匹いる。

どちらも、下腹辺りにツキノワグマのような白い毛が生えていた。

しかし、大きさや体型が違う。

母親が違うのだろう。

離れ屋に来たばかりのころ、一匹はまだ目が青かったので、

『きんめ』『あおめ』と呼び分けていた。

 

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里親さんは『きんめ』を選んだ。

『きんめ』の母親は、たぶんチビたんだ。

これで黒い猫は一匹になった。

呼び名が『クロ』になった。

あと4匹! 

 

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☆☆☆

たった二ヶ月で、猫はこんなにも変わります。

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どんどんお腹がハゲていきます。

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☆☆☆

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子猫たちはよく遊び、よく眠る。

 

追いかけっこ

かくれんぼ

格闘技だってする。

 

気が向けば、人間とも遊ぶ。

ネコじゃらし。ボール転がし。

4匹もいれば、何だってできる。

 

ダイちゃんは、ずっとひとりだった。

ホウキが怖い。

ハタキが怖い。

ネコじゃらしを見せても反応はなかった。


子猫たちが遊ぶのを、じっと眺めているうちに

ダイちゃんの目が少しずつ変わっていった。

瞳孔が丸くなり、全身が目の動きと連動し始める。

うずうずしているのが、傍目にも分かる。

 

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※抱えケリケリを覚えた。

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※お気に入りはブルーベリー型のボール。 「あっ」

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「渡しませんよ」という顏。

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表情が豊かになってきた。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

^・_・^ これ、あと1回で終れるの?

分かりません(°_°;


【back number】

ダイちゃんとわたし ~その1~

ダイちゃんとわたし ~その2~

ダイちゃんとわたし ~その3~

ダイちゃんとわたし ~その4~

ダイちゃんとわたし ~その5~

ダイちゃんとわたし ~その6・子ネコがやってきた!~

ダイちゃんとわたし ~その7・猫ラッシュ~

ダイちゃんとわたし ~その8・さくらねこ~

 

n^・ω・^n いつも、応援ありがとうなの!

 

※一家に一冊。