里親募集のチラシを作るとき、
「名前があった方が便利かな」
と思い、仮の名をつけた。
そのときは、全員に家族が見つかることを願っていた。
しかし、情が移ってしまうと手放すのがつらくなる。
毛色を名前にした。
キジ白の『キジ』
キジはたぶん、チビたんの子。
一番体が大きい。一応みんなのお兄さん。
性格はビビリで、ちょっとまぬけ。
子猫たちの中にダイちゃんの実子が混じっているとしたら、
キジだろうな、と思う。
根拠は、ない。
ものすごくパパッ子。
今でもダイちゃんにべったりだ。
^ー_ー^ えー加減にしなさい。
サバ猫の『サバ』
きれいなグレイのサバ色だったのに、
成長するにつれて背中に微妙に茶色が浮き出てきた。
子猫は7匹もいたのに、女のコはサバだけだった。
「そういうこともある」
と、獣医さんが言っておられた。
一番、声が大きくて。
一番、好みがうるさくて。
一番、なんかこう…、いろいろと強い。
ネコ科が母系社会だからだろうか。
ライオンの群れでは、王はメス。
ちらっと読んだ『ナショナル ジオグラフィック』に、そう書いてあった。
今では、男のコたちを従えているような風格が。
黒猫の『クロ』
黒猫が2匹いたので、ちょっぴり困った。
片方の下腹に三日月型の白い筋が入っているのを見つけ、
『三日月』にしようかと思った。
が、よくよく観察してみると、
二匹とも同じ場所に同じような白毛が生えていた。
3匹の中では一番影が薄かったが、
放浪時代を経て、たくましくなった。
・・・
*1月27日 クロ猫はどこへ行った?
*1月28日 『おみくじ』のおことばが心に沁みる。
*2月1日 【おまじない効果?】家出から一週間、クロ猫が帰ってきました。
・・・
庭でチョウチョを追いかけたり、網戸に登ったり。
今日も何かを捕まえていた。
はちわれの『ハッチ』
4匹残るのかと覚悟したところに、救いの手が現われた。
インスタ映えなら、ハッチが一番。
長毛種の血が入っているのか、毛皮がふかふかだった。
よい家族に恵まれて、幸せに暮らしている。
あとで写真を整理していて気づいた。
途中でいなくなった子猫もいる。
額にMのマークがついたチビたんそっくりの子猫。
この子はどうなったのだろう。
全員救うことができなかった。少し胸が痛む。
☆☆☆
獣医さんの見立てによると、この子たちは
「2019年4月生まれ」
そろそろ1歳。
もう子猫は卒業です。
おまけ・ダイちゃん
ダイちゃんの名前も、毛色から。
まだ若いと思うけれど、年齢不詳。
昨日ダイちゃんをなでた妹が
「なにこれ、ふっかふか!」
と驚いていた。
私の不断の努力によるものです。
血尿を見てから、毎日1回小さなお便りをくれるのですが。
何故一番小さなトイレを使うのか。
今日はおちりが入っていませんでしたよ。
幸いなことに、体調は良いようです。
ぺったんこキジ
ぺったんこダイちゃん。
ほんと、似てきたなあ。
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